Any

 
＜I am a Resurrection ～再生の光、歓喜の夜～＞

この前、たまたま入った古本屋さんで見つけました

この雑誌の存在を知ってから、ずっと読みたいと思っていたんだけれど
こうして思わぬかたちで手に入れることが出来て嬉しかった～

この表情・・・いつものライブ以上に張り詰めているカンジ。。。
そう、これはあの１夜かぎりのライブのドキュメンタリーレポなんです

桜井さんの突然の入院・・・長期にわたって予定されていた２つのツアーの中止・・・
実は私も、このツアーに初めて参加するつもりでした
直前にリリースされた 『Any』 という曲が大好きで、ぜひ生のライブで聴いてみたくて
「ぜったいチケット取ってやる～！！」って、かなり意気込んでました（笑）

桜井さんの入院がTVで伝えられ、全ツアーの中止がオフィシャルサイトで発表されたときは
相当ショックが大きかったです。。。
でもそれは、単純にMr.Childrenのライブに参加できなくなったという悲しさと悔しさだけ・・・

その直後にHPで桜井さんのコメントを見たときの気持ち、今だになんとなく覚えてるなぁ～・・・
小脳梗塞がどういう病気なのか・・正直、今もあまりよくは知りません
でもそのコメントを見たとき思ったのは、「あー桜井さん無事でよかった～！！」っていうことと、
「これでまたミスチルの曲が聴ける」っていう・・・ただそれだけだったんです。。。

レポには桜井さんが倒れたときの状況が、とても詳しく綴られていました。
突然病気が襲ってきて・・・Mr.Childrenというバンドのアーティストではなく、有名人でもない、
ただひとりの人間として桜井さんが素直に感じた気持ち。。。
このレポにはそれがたくさん詰まっているんです。
やっぱり読むことができてよかった
そしてそれと同時に、小脳梗塞の恐ろしさを今あらためて痛感しています

１夜かぎりとなってしまった "MR.CHILDREN IT'S A WONDERFUL WORLD ON DEC 21" 。
もちろん参加することはできなかったけど、
『wonderful world on DEC 21』 のDVDは、LIVE DVDのなかでも特にお気に入り
この雑誌では、４人のライブ直前と直後の表情を比べている写真があって
メンバーがいかに張り詰めた気持ちでライブに挑んだのか、表情を見るとよ～く伝わりました
桜井さんも、さすがにこのときばかりは普段より神経質になったそうです（笑）

『HERO』 の歌詞にある＜繰り返していくこと＞。
私は今までずっと日常の繰り返しだと思っていたんだけど・・・もっと深い意味があったんですね
すべて読み終わってから曲を聴くと、また１つ新しい魅力が生まれました

桜井さんが静養している間、他のメンバーやスタッフ、小林さんを含む関係者のみなさんは
いろいろな思いが心のなかを廻っていたと思います。。。
そうした気持ちのなかで、桜井さんが普段どおり元気な姿を見せてくれて
すぐに始まった 『HERO』 のレコーディングとライブリハーサル・・・
リハーサルでの４人の様子もとても細かく書かれていて、読むだけでとても緊張感が感じ取れます。
普段と変わらないことをやっているはずなのに、なぜかいつもと少し違う・・・
なんとなく・・・４人ともそんな心地よい違和感を感じながら、当日を迎えたような気がしました。

「なんか自分に興味があるというか、コンサートをやってどういう風に思うのか・・・
　その自分に興味がありますね。当日どのくらい緊張するのか、とか。」
これはライブ２日前の桜井さんのコメント
そしてライブ当日・・・アンコールも終わり、客席に向かって挨拶をしたとき
「こんな気持ちになるなんて、思わなかったです。ありがとう！」 と叫んだそうです。
う～ん・・・すっごくいい　このときはきっと最っ高！の笑顔だったんだろうな

最後に、あのライブに参加したファンのみなさんのことも書かれていました。
正確にはチケットは取れなかったけど、当日あの会場を訪れたファンの方々のドキュメント・・・かな？笑
参加できた方もできなかった方も・・・あの夜はとても特別な１日だったようです
ミスチルが好きという共通点で生まれた＜繋がり＞や友情・・・
他のアーティストのライブでは、なかなか味わえない経験のような気がします
やっぱりMr.Childrenは素晴らしいバンドです


次の休みには、もう一度 『wonderful world on DEC 21』 を見よ～っと